借金

悪質な「示談屋」「整理屋」の手口とは?

示談交渉に介入したがる「示談屋」

示談屋

借金の返済に困っていると、「親戚の知り合い」「友人の紹介」などといって、どこからともなく「代理人」を買って出る人物が現れることがあります。
そのような人物は「示談屋」や「整理屋」と呼ばれており、事件や事故の示談交渉に参加して、示談交渉をうまく進める代わりに報酬を支払うよう要求してきます。
特に誰かに雇われたわけでもないのに、関係者であると偽って介入してくることもあります。
自動車事故などで介入してくるケースが多いですが、借金のようにお金が絡む問題でも示談屋が現れることがあります。
「親戚や友人の紹介」じゃなくても、チラシやダイレクトメールなどで「低金利で債務を一本化できる」「借金の問題を解決できる」などと宣伝したり、電話勧誘したりしている場合もあります。

高額報酬を要求される

このように「代理人」として自分を雇うように言ってくる示談屋ですが、もちろん無料で引き受けてくれるわけがありません。
一度関わってしまうと、何十万円、何百万円という報酬を要求されてしまいます。
色々アドバイスを受けた後で断ると、「キャンセル料を払え」などと難癖をつけてお金を要求してきます。「俺はヤクザだ」「俺の友達にはヤクザが大勢いる」など、暴力団の関係者であると言い、脅迫してくることも多いです。
本人に対してだけじゃなく、交渉相手に対しても恐喝行為を行うケースが多く、かえって話が拗れてしまう場合もあります。

債務整理のやり方がずさん

また、報酬に対して適切な仕事をしてくれるかといえば、そんなこともありません。
口では色々アドバイスをしてくれますが、自分が法律に詳しいと印象付けたいだけで、そのアドバイスが正確であるとは限りませんし、実際に債務整理を行ってもいい加減なやり方であることが多く、債務がほとんど減らない場合もあります。
むしろ多額の報酬が発生するため、余計に借金が膨らんでしまいます。
報酬を支払うために新たな借金を背負うこととなれば、示談屋に対して一方的にお金を支払うだけで終わってしまうでしょう。

示談屋は違法

このような示談屋の行為が合法かといえば、もちろん違法です。
弁護士法72条(非弁護士の法律事務の取り扱い等の禁止)では、弁護士以外の人が報酬を得る目的で法律事務を取り扱うことは禁止されています。
法律事件に対する鑑定・代理・仲裁・和解も禁止されていますので、債務整理の代理人となったり、債権者と債務者の間に入って仲裁したりすることも法律違反となります。

弁護士以外の人が法律事務を取り扱うことを「非弁行為」と言いますが、非弁行為については2年以下の懲役、又は300万円以下の罰金が科されます。
たとえ本人に悪意がなくても、お金を貰って示談を行うことは違法です(自動車の保険会社などは、弁護士資格がなくても示談代行が認められていますので、保険料という形でお金を受け取っても問題ありません)。

悪徳弁護士と組んでいる場合も

通報されてしまえば終わりですので、示談屋もリスクを回避するために悪徳弁護士と組んでいる場合があります。
示談屋が多重債務者を見つけて、「よい弁護士を紹介する」と言い、悪徳弁護士を紹介して多額の報酬を分配します。
悪徳弁護士に支払う費用は、弁護士だけじゃなく示談屋への報酬も上乗せされていますので、普通の弁護士に依頼するよりも多くのお金を取られます。
示談屋に関わってしまった場合は、安易にお金を支払わず、きちんとした弁護士、警察に相談した方がよいでしょう。

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