借金

キャッシングの契約書と借用書の違い

契約書と借用書って何が違うの?

手渡し

お金の貸し借りをする時は、貸し借りの証拠となる書類を作成することが一般的です。
契約した金額や金利、返済方法、返済期間など、契約の際には色々なことを決めますが、口約束やメモですと、後で忘れてしまったり誤解が生じたりして、後日紛争が起こる可能性があります。
それを未然に防ぐために証拠となる契約書を作成します。

お金の貸し借りに関する契約書は、「金銭消費貸借契約書」といいます。
借用書、借用証書と呼ばれることもありますが、債務者が署名・押印して債権者に渡す書類を「借用書」と呼ぶのに対し、債権者と債務者がそれぞれ署名・押印して各自保管する書類を「契約書」(金銭消費貸借契約書)と呼びます
法的にはどちらも金銭消費貸借契約書ですが、書類を一通しか作成しない場合は借用書、二通作成する場合は契約書として、便宜上区別されています。

銀行や消費者金融のキャッシングで作成しているのは契約書であり、原本と副本を用意します(原本と副本という言い方をしますが、両者の間に違いはありません)。
一方、個人間の契約では借用証書を作成することが多く、債権者が原本を持ち、債務者にはそのコピーが渡されることがあります。

効力を発揮するためには?

契約書も借用書も効力に差はなく、契約の証拠として機能します。
ただし、法律の要件(民法587条)を満たさないと契約の証拠として認められず、契約自体が無効になってしまう可能性があります
たとえば、金銭消費貸借証明書として効力を発揮するためには、返還に関する合意があることが条件となっています。
個人で作成する場合、返済を催促するようで嫌だからと、あえて返済期限を書かない方もおりますが、返済期限について書かれていない場合は贈与として解釈されてしまい、契約書として無効になる可能性があります。
また、実際に金銭を受け取っていることが効力を発揮する条件とされていますので、金銭を受け取っていないのに返済を求められた場合、法的に無効となります。

借用書の注意点

個人間の契約ですと、法律の要件を逆手に取って、わざと不備のある借用書(契約書)を作成することがあります。
たとえば借用書の場合、債権者の署名押印は必要ありませんので、債務者が借用書を作成し、署名・押印したうえで債権者に渡してくることがあります。
債権者が中身を確認せずにただ受け取ってしまうと、後で返済トラブルになった時に「あの借用書には不備があるから、借金の証拠にならない」と言われて、借金を踏み倒されてしまう場合があります。
借用者を受け取る時は、必ず中身を確認しましょう。
できれば、双方が署名・押印する契約書を作成した方がよいでしょう。

債権回収の方法も明記する

キャッシングを利用したことがある方は分かると思いますが、キャッシングの契約書では、非常に細かい取り決めが書かれています。
契約額や金利だけでなく、返済期限や期限を過ぎた場合の対処法まで記載されており、ただお金を貸すだけじゃなく、債権を回収するための契約書として機能しています。
個人で作成する場合も、できればキャッシング会社のようにしっかり取り決めした方がよいでしょう。
ただし、契約書や借用書を作成したからといって、必ずしも債権を回収できるわけではありません。
財産の差し押さえなども視野に入れるなら、より効力の高い「公正証書」を作成することをおすすめします。

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