稼ぐ

エビの養殖って儲かるの?

高値で取り引きされているけど…

水槽
 テレビ番組で紹介された影響で、レッドビーシュリンプを養殖すると簡単に大儲けできると考える人が増えているようです。結論からいうと、レッドビーシュリンプの養殖でお金を稼ぐのはそう簡単なことではありません。

レッドビーシュリンプというのは体長2~3cmくらいの淡水エビです。もともとは白黒(茶色)のエビだったのですが、日本で赤白のものが作り出され、その色のコントラストの美しさから爆発的にヒットしました。寿命は1年ちょっとです。1匹30万円以上で取り引きされることもあり、もっとも高級なものだと1匹100万円以上で落札されることもあるようです。

テレビでは1ヶ月で7万円の利益

このレッドビーシュリンプの養殖が紹介されたのは「オリラジ経済白書」という番組。まだ稚魚のレッドビーシュリンプを1匹1万円で10匹購入し、それを養殖して1ヵ月後に高値で販売しようというものでした。その結果、3匹は水温上昇で死にましたが、7匹は見事に成長。1匹5千円~6万円で総額17万円で買い取ってもらうことに成功しました。仕入れ値は10万円でしから、1ヶ月で7万円の利益が出たことになります。

しかし、実際のところ、レッドビーシュリンプの養殖で稼ぐのはそんな簡単なことではありません。素人が稚魚からうまく育てるのはほぼ不可能。この番組はヤラセだったのではないかと言われています。しかし、この放送は反響を呼び、その後、WBS(ワールド・ビジネス・サテライト)でも紹介されています。

レッドビーシュリンプの養殖に今から新規参入しても儲けることは難しいでしょう。ピークはすでに過ぎており、今は価格は下降しています。先行者が多くいることも儲けにくくなっていることの原因のひとつです。彼らは100以上もの水槽を使って繁殖を繰り返し、ショップや問屋へ卸すルートもしっかりもっています。そのセミプロたちに素人が勝つのは並大抵のことではありません。そもそも素人が養殖された生き物を買い取ってくれるショップなんてほとんどありません。素人が簡単に繁殖させられようなものなら、東南アジアから輸入したほうが安く、品質も高いのです。

養殖で稼ぐのは無理ではありません

しかし、アクア系の繁殖で儲けることはまったく無理というわけではありません。ポイントは自分の品種を作ることです。家の水槽で飼っていたものが突然変異を起こし、それが美しい模様だったりしたらチャンスは大きくなります。その個体を継続的に繁殖させることができれば、大きな収入に繋がります。

もうひとつの方法は、なんらかの理由で入荷が難しくなった種類の繁殖体制をあらかじめ整えておくというもの。たとえば、ブラジルのインペリアルゼブラプレコや淡水エイは環境保護を理由に輸出が禁止になりました。これらを繁殖させて儲けている人はいます。ポイントは誰よりも早くスタートさせるということ。ある魚種を繁殖させることですでに儲けている人がおり、それに追随する形で繁殖を始めたところで価格がすでに暴落していることが多いからです。

魚の価格が暴落しやすいのにはインターネットも大きく影響しています。昔はレアな魚の繁殖方法は特定の人だけで知っており、それにより価格を維持することができていました。が、今はインターネットでほとんどの魚種の飼育方法が公開されるようになり、繁殖の敷居が低くなってきたのです。

なんにしても、アクア系の繁殖は賭けみたいなものです。必ず儲かるなんて保障はまったくありません。お金を儲けようという気持ちだけでなく、生き物を飼育するのが好きという気持ちがなければ長続きはしません。楽しみながら飼育し、うまくいったら儲かればいいかなーくらいの気持ちでやったほうがいいかもしれません。

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