知識

ガサ入れで現金没収?国税庁を名乗る詐欺に注意

制服商法の一種

スーツシルエット

制服商法と言われる詐欺の手法があります。
役所の人間であると嘘をつき、家に上がり込んで詐欺を働く手口です。
たとえば、国税庁の職員と名乗って会社や店舗に上がり込み、「脱税容疑がかかっている」と言って金品を押収していく詐欺があります。
自宅に置いてある現金や貴金属、キャッシュカードなどを押収し、差押目録と交換して持ち去ります。
身分を怪しまれないように国税局の身分証明書や捜査令状を提示しますが、もちろん偽物です。
ただし、精巧に作られていて本物と区別できなかったり、差押目録など一部は本物を使用していたりすることもあります。

偽物の見分け方

事前に電話をかけてきて、納税申告書の内容を確認してくる場合もあります。
税務職員は本人以外に内容確認を求めないので、家族が電話を受けたにもかかわらず税金について訊かれたら、即答せずに税務職員の所属と氏名を確認し、まずは納税者である本人に相談しましょう。
税務職員が滞納整理(ガサ入れ)を行う時は、徴収職員証票と身分証明書(顔写真付)を携帯していますので、顔写真はもちろん、所属や氏名も確認しましょう。

また、査察調査であれば、国税犯則取締法に基づき、税務職員が強制調査を行うこともできますが、一般的な滞納整理では、帳簿書類等を預かることはあっても、財産の差し押さえをすることはほとんどありません。
ですので、いきなりやってきて「財布を見せろ」などと言われたら、かなり怪しいです。

書類の手続きをチェック

強制調査の場合は、裁判官が発布した差押許可証を提示し、終了後は差押目録を作成して、差押目録謄本を交付します。
税金の納付のために現金を受領する場合は、領収書を交付します。
滞納整理で現金を差し押さえるケースでも同様の手続きを行います。
もしも手続きの過程で抜けている点があれば、詐欺の可能性がありますので注意しましょう。

また、国税庁が外部業者に委託することはなく、土日などの休日や早朝・審査に調査を開始することもありません。
不審に感じられる点であれば、すぐ警察に連絡しましょう。

その他の制服商法

制服商法にはその他にも、水道局を騙って自宅に上がり込み、点検と称して金品を盗んでいくという手口や、訪問販売員が水道局の職員であることを匂わせた後で、給水管や浄水器を売りつけるというケースがあります。
いかにも職員を思わせる制服を着ており、自己紹介の仕方も「水道局の方から来ました」と紛らわしい言い方をするので、うっかりすると騙されてしまいます。
水道局では実際に水質や漏洩検査を実施している場合があるので、事前に回覧板などでそのような知らせを受けていると、先入観から相手を信じてしまいます。

詐欺を回避するためには、必ず身分証明書の提示を求め、身分証明書を提示されなかった場合は、相手をドアの外に出して鍵を閉め、市役所や水道局に電話で確認しましょう。
身分証明書を提示された場合も、相手が複数いるなど不審な点があれば、同様に確認した方がよいでしょう。
問い合わせの結果、「そのような職員はいません」と言われたら、直接対処しようとせず、すぐに警察に連絡しましょう。

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