知識

日々紹介と日雇い派遣の違いとは?日々紹介の注意点

日雇い派遣の禁止で生まれた

指先の段ボール

派遣法の改正により、派遣会社は「日雇い派遣」を行うことができなくなりました。
日雇い派遣とは、派遣会社と労働者の雇用契約が30日以内になる短期契約のことです。
日雇い派遣が禁止された背景には、ワーキングプアの問題があります。
他に本業があって、空いた時間に日雇い派遣を行う人はよいですが、他に本業が無く貯蓄もないという人が日雇い派遣に集まり、その状況が固定されてしまうという状況があります。
一見するとその日暮らしの人たちの助けになっているように思われますが、「その日働けないと泊まる場所がない」という人たちの弱みに付け込んで、派遣会社の一部が適正でないマージンを取ったり、派遣先が無責任な対応を取ったりと、様々な問題が生じるようになりました。
短期のため、収入が安定しないというのもデメリットです。

そのため、一定の条件に満たない方を日雇い派遣で雇うことを禁止し、少なくとも31日以上の「安定した収入」を確保できる条件で、派遣契約を結ぶことになりました。
マージン率を公開するなど情報開示も進んでおり、派遣社員にとって以前よりも働きやすい環境が整っているといえます。

日々紹介とは?

しかし、1日単位で仕事をしたい人、1日単位で人を雇いたいという企業がいるのも実情です。
そこで行われているのが「日々紹介」です。
日雇い派遣の禁止は、派遣会社と労働者が雇用関係にあることを前提としており、労働者が直接企業と契約を結ぶアルバイトについては対象外となっています。
そのため、派遣会社は労働者を企業に「紹介」し、単発アルバイトのように企業と直接契約すれば1日単位でも働けます。
これを「日々紹介」と言います。

日雇い派遣よりも状況が悪い?

普通のアルバイトとの違いは、派遣会社が企業と労働者の仲介を行っているので、紹介手数料という形でマージンが発生することです。
実質的に日雇い派遣と変わらないように見えますが、「紹介」という形を取ることで、責任の所在が曖昧になってしまうという問題もあります。
労働者は企業に行って直接契約を結ぶまでは、何も決まっていない状態です。
そのため、紹介されて企業に行っても「人手が足りている」と追い返されてしまう可能性もあるのです。
日雇い派遣であれば、派遣会社が雇用主ですので、たとえ現場で人手が足りていても派遣会社の方から給与が支払われます(少なくとも交通費などの保証があるでしょう)。

派遣会社によっては、面接や契約、給与支払いなど、本来は企業側が行う業務を代行している場合もあるので、給与の立替払いをしているところもありますが、法律に引っかかる可能性がありますので、必ずしも派遣会社の保証があるとは限りません。
日々紹介を行う時は、契約内容をよく確認してから利用するようにしましょう。

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