知識

年金は払った以上の金額を受け取れる?世代間格差とは?

年金の世代間格差とは?

リアカー

公的年金は、若い世代が上の世代を支えるという賦課方式を採用しています。
自分の支払ったお金を自分が受け取るという積立方式ですと、物価変動が起きた時に、今まで積み立てた金額が目減りしてしまう可能性があります。
一方、賦課方式なら移動するお金の価値は変わりませんから、物価変動のリスクがありません。

しかし、賦課方式にもデメリットがあります。
それは、少子高齢化によって自分が貰える年金が減る可能性があるということです。
自分が高齢者となり年金を受給する時に、年金を支払ってくれる世代の人数が少ないと、貰える年金が減る可能性はありますよね。
これが公的年金で言われる「世代間格差」です。
「自分の世代はたくさん支払ったのに、貰う時は少ないなんて!」と不満に思う方もいるでしょう。

給付額と負担額の関係とは?

しかし、少なくなるといっても、自分が支払った以上の金額は受け取れますし、受給金額だけを見て一概に「格差がある」とも言えません。
まず、受給金額についてですが、国民年金の世代ごとの給付額と負担額の平均について見てみると、1940年生まれが300万円負担で1,300万円給付(4.5倍)、1950年生まれが500万円負担で1,400万円給付(2.7倍)、1960年生まれが900万円負担で1,700万円給付(1.9倍)、1970年生まれが1,300万円負担で2,100万円給付(1.6倍)、1980年生まれが1,800万円負担で2,700万円給付(1.5倍)となっています。
1990年~2010年生まれは、金額に違いがありますが給付倍率は1.5倍です。

このように、現時点ですと少なくとも支払った金額の1.5倍を受け取ることができます。
もちろん満額受給した場合ですので、途中で亡くなってしまった場合などは、上記のようにいかない可能性はあります。

どうして1倍以上になるの?

どうして少子化なのに1倍以上給付できるのかというと、公的年金で給付するお金は、年金として集めたお金(保険料)だけでなく、公的年金は賦課方式を採用していると言いましたが、一方で積立方式で年金も増やしています(年金積立金)。
また、基礎年金の2分の1は国庫負担となっており、本来国民が保険料として支払うお金の半分は国が支払っています。
そのため、基本的には支払った金額以上のお金を受け取る仕組みになっています。

一概に比較できない

給付額と負担額の平均では、1940年や50年代の方はたくさん貰えていいなと思うかもしれませんが、その前の世代は社会保障が充実しておらず、一家の大黒柱(40年代や50年代の方)が親の面倒を見なくてはなりませんでした。
ですので、一見すると年金の給付倍率は高くても支出の多い家庭が多く、一概に現在の世代と比較することはできません。

また、国の経済規模が拡大するほど、公的年金の給付額が大きくなりますので、経済的要因もあります。
少子高齢化+不景気ですと先行きが暗いと感じてしまうかもしれませんが、いずれ人口比は変わりますし、景気が良くなる可能性もあります。
年金を支払うことで得られる恩恵(税制上の優遇処置など)も考えると、それほど年金に対してネガティブに考える必要はないと思われます。

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